東京都 K様 西田大祐作 青紙スーパー本割込狩猟刀195 お買い上げ
昨日、西田大祐先生の作品を確かに受領いたしました。ありがとうございます。
仕事から帰宅すると既に届いていたので、少し遊んでみました。
改めて手に取ってみて写真とは全く違って、思った以上に迫力があり、
しばらく圧倒されていました。ハンドルも握り易くバランスとしてはブレードの
方に重心が来るようにできているので、自重でスラスラ斬れます。
青紙スーパー鋼でつくられた作られた和式ナイフの切れ味はどんなものか少し
不安でしたが、背筋が凍るほどの物凄い切れ味で、油を引いている時も危うく
人差し指をザックリやるところでした。
西田先生が作業されている熊本県と言えば、猛将加藤清正のお抱え刀工でも知られる
同田貫一門によって打たれた戦場刀が有名ですが、この狩猟刀も引けを取らない
切れ味を秘めています。愛蔵している江戸寛文期に打たれた無銘の真剣とコピー用紙
を使って斬り比べをしましたが、皮肉にも西田先生の作品に軍配が上がりました。
よって勝手ながら、「肥後国小同田貫」と命名させていただきました。
青紙スーパー鋼でこれだけのサイズの刀身を打つのは至難の業とは思いますが、良く
出来ており、日本刀の様にしっかりと直刃の刃紋まで入っています!
ブレードとヒルトもしっかりとロウ付けされており、欧米製のナイフと違って丁寧な
作りです。
日本刀同様に扱いたいと思いますので、丁子油を使い、短刀用の拵袋も手配しました。
で、用途は?まだ考え中です。素晴らしい出来栄えの一振りなので、しばらくの間は
観賞用として愛蔵しようと思います。
最後になりましたが、久々にとても良いナイフに出会えたことを桜井店長に感謝すると
共に、また魅力的な作品が有りましたら、是非よろしくお願いします