刃物の町関市で、唯一鍛造から刃付けまで一人でこなす鍛冶職人、後藤益美さんが鍛えた切れ味のいい小刀をご紹介致します。
日本刀を造る関鍛冶で知られる関市ですが、実は包丁やナイフなど実用刃物を火造りする鍛冶職人は、後藤さんぐらいしかいらっしゃらないそうです。
80歳を過ぎて尚、鍛造から研ぎに至るまで全てを自分の手でこなし、切れ味にこだわった作品を造り続けておられましたが、2019年1月残念ながら他界されました。
現在残っている物のみの販売となり、売り切れの場合、再入手は困難と思われます。
尚、なにぶん昔ながらの鍛冶職人が造る小刀ですので、今風のきれいな仕上がりではございませんが(むしろ雑な仕上げといえるかも知れません)、その分素朴な魅力があふれる刃物を造られます。
鋼には、青鋼を使用していますので、研ぎ込んで頂きますと抜群の切れ味を発揮致します。
ぜひ使いやすい用に研ぎ込んでご使用下さい。