秋田県阿仁、マタギのふるさと、マタギ発祥の地として知られています。
その阿仁でマタギであり、鍛冶師として知られた、西根稔(鍛冶銘西根正剛)氏が、従来のマタギが使うナガサに独自の工夫を凝らし改良して造り上げた山刀がこのナガサです。
現在の「ナガサ」は、弟弟子の「西根登」氏が遺志を引き継いで鍛造されています。
早速、西根打刃物さんにお話を伺ったところ、登氏は先代に分家したやはり同じ阿仁の鍛冶の一家に生まれ、鍛造歴約40年、稔氏より生前唯一ナガサ作りを指導された鍛冶職人と言うことです。
入荷した、作品を見ましても大変重みがあり、素晴らしい出来です。
ナガサの独特の形は、鉈代わりにもなり、山へ入って藪を払う、切る、裂く、突き刺す等あらゆる働きが出来るまさに万能刀です。
飾りではなく、あくまでマタギの道具として、マタギ自身が造り使い続けてきたナイフ、それがナガサです。
※現在、品薄状態となっており、入荷の予定が立っておりません。
大変恐れ入りますが、どうぞご了承くださいませ。